Architecture & Art / 建築とアート
ラミーは、本社屋の建築やアートはブランドアイデンティティと密接に関わっていると考えます。ハイデルベルグ本社が正にそれを体現しています。特徴的なデザインの建物や点在するアート作品がそこで働く社員にインスピレーションや斬新なアイデアを与え、日々の業務に独自の文化を形成するのです。
ラミーを象徴する建物: ディベロップメントセンター
会社のデザイン哲学を一番よく表しているのは建物でしょう。ファサードから材質選び、そして照明に至るまでその会社の精神が見えるはずです。ラミーの場合はディベロップメントセンターがブランドの美的概念を示すのに一番シンボリックな存在と言えるでしょう。この特徴的な建物でラミーは新商品の開発や様々なテスト、技術面の研究をおこなっています。建物の表面を覆うソーラーパネルが仕込まれた黒いガラスがシルバーのケーブルとパイロンによって固定される様がクリーンでエレガントな印象を与えています。明晰、品質、機能性、それは正にラミーが自ら作っている製品に求めるものです。また同時にこのディベロップメントセンターはエコの側面からも非常に秀逸で、太陽光発電と併せて雨水の貯水タンクを備えており、水の消費を抑えるのに役立っています。
ガレリアと彫刻の庭
建物に加えてアートもラミーにとっては重要です。美的面での影響力はもちろんですが新しいアイデアの源泉でもあるのです。ラミーガレリアは、ディベロップメントセンターと噴射式成型場の間という日々多くの社員が行き来する場所に位置しています。太陽光が満ちるガラス張りのホールに大きな絵画作品が並んでいます。この空間はミーティングや休憩での社員間の情報交換の場としてのみならず、時折開催される展示会などによりハイデルベルグの文化的な空間としても知られています
ガレリアが社内外に開かれた空間に対して、彫刻の庭はラミーの社員の癒しの場でありインスピレーションを与える場でもあります。工場の屋上にある緑のオアシスにはヒノキや竹に混じって著名な作家による現代彫刻が点在しています。幾何学的に精密な彫刻はラミーのデザイン哲学と合致しており、常に飽くなき挑戦の大切さを教えてくれています。